肺結核について詳しく知っておきましょう

肺結核は結核菌の空気感染(飛沫核感染)が原因で起こり、そのまま発症したものを一次結核といい、初感染から数年~数十年を経て再燃したものを二次結核といいます。
結核患者のほとんどは二次結核によるものです。
新規結核患者の大半が70歳以上の高齢者ですが、近年は自然感染を受けていない若年者が発症するケースも増えています。
本症では、咳、喀痰、血痰、胸痛、呼吸困難、全身倦怠感、発熱などの症状が見られますが、患者の約70%は自覚症状を認めません。
治療には、抗結核薬の多剤併用を半年から1年間行います。
抗結核薬の作用発現には長期間の投与が必要です。
服用を途中でやめてしまうと治療効果が期待できないだけではなく、結核菌の耐性化を誘発してしまいます。
そのため、治療を行う際はきちんと薬剤服用を継続することが重要です。
これを受けて、近年では患者の服薬を確認しながら投薬する「直接服薬確認療法(DOTS)」が実施されています。